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山口智子が子供を作らない理由
1995年に結婚し、今年結婚20周年を迎える山口智子さんと唐沢寿明さん夫婦。
山口は「私はずっと、『親』というものになりたくないと思って育ちました」と衝撃の告白をしている。「子供のいる人生」とは違う人生を歩みたいとする理由を、「私は特殊な育ち方をしているので血の結びつきを全く信用していない」と語り、栃木の老舗旅館の一人娘として祖母に育てられた環境をあげている。長い間子供ができなかった山口智子さんと唐沢寿明さん。不妊治療をしているのではと囁かれていましたが、子供を持たないと言う選択をしていたようです。その選択が正しいのか正しくないのか倫理的な問題になるのかもしれません。しかし、子供を持つことが立派な大人のような常識に一石を投じた気がしますね。賛否両論あったものの現代社会では肯定的な意見や勇気づけられた人も多かったようです。きっと子供が出来たら山口智子さんはいいお母さんになったような気もします。ただ、この山口智子さんの勇気ある発言は何か肩の力を抜いていいんだよと励ましてくれるような気がします。[adsense]
山口智子さんの生い立ち
山口さんの栃木県内にある実家は江戸時代から続いている老舗旅館「鯉保(こいやす)」。
両親が離婚してしまったのだ。原因は父の女性問題。この時、母は山口と3才年下の妹を連れて、長野の実家へと出戻った。父は何度も母のもとを訪れ、頭を下げたが、彼女が再び旅館に戻ってくることはなかった。山口さんは祖母との別れが辛く、なんと1人で祖母のところに戻ったといいます。
祖母が心配をして長野の母のところへ送ったそうですが、山口さんが泣きながら祖母がいいと言い、しがみついて離れなかったそうです。お母様の心境も複雑だったでしょうね。山口さんにしてみれば、忙しくて相手にしてくれなかった母より、おばあちゃんのほうが大好きだったんですね。結局山口さんは父側が引き取ることとなり、妹さんは母側に残り、この時に母と妹と絶縁状態になったそうです。山口さんが20歳の時に、山口さんの希望で祖母と養子縁組をし戸籍上祖母が母となったそうです。この時期にモデルのアルバイトがきっかけで女優を目指すようになり、祖母の反対を押し切って芸能界入りを果たしました。山口さんは、この時のことを
「仕事を始めたのは家にいたくなかったから。小さい時に祖母や母が苦労している姿を見て育ったので旅館を継ぎたくなかった」と話しているそうです。その後、山口さんは1995年に唐沢寿明と結婚。しばらく経つと父も再婚し、継母が旅館の女将となり祖母の跡を継いだ。そして、転機が訪れたのは2005年5月。突然、父が心不全で他界してしまったのだ。山口さんの祖母がこう振り返る。
せがれが亡くなって、(山口の母から)娘(山口の妹)にお線香をあげさせてくださいと電話がかかってきたんです。私はそれでどうぞ来てくださいと言って。それで妹がお線香をあげに来たんですよ。山口にとって、実にそれが妹との34年ぶりの再会だった。そしてそれをきっかけに17年前に無言で行き交わした母とも和解し、交流が始まったという。2007年には妹と都内にセレクトショップ燕子花をオープンさせた山口は、翌2008年には個人会社の代表取締役に母を就任させた。そして、母と妹が暮らすには少し狭かったマンションの引っ越しを手伝い、都内に3LDK、家賃20万円の部屋を借りてあげた。こうしてゆっくりと母との絆を取り戻していった山口さん。継母が祖母の面倒を見てくれてたらしいのですが、2年前に継母が脳梗塞で倒れてしまい、自分の故郷に帰ってしまいました。祖母は92歳のわりには元気なのですが、半年前に骨折して入院してしまったので山口さんがおばあちゃんの介護のために栃木によく帰っていたそうです。現在は、実母・継母・祖母の3人の母の面倒をみているそうです。女優として活躍している山口智子さんですが、幼少期の両親の離婚により大変な道を歩んできたことがわかります。今が、そして私が世界一幸せ!と言い切る山口智子さん。50歳になってもその輝きはキラキラと増すばかりです。素敵な女性の代表ですね![adsense]